摂食・嚥下障害とは
摂食・嚥下とは食べ物を認識して口に取り込み、のど、食道を経て胃に入るまでの一連の流れをいいます。その流れのいずれかの場面に異常が見られ、食べ物をスムーズに飲み込めなくなることを「摂食・嚥下障害」といいます。
嚥下障害を生じることにより食事が苦痛になり、栄養状態が低下したり、水分や塩分が不足して脱水症状を引き起こしたりします。また、障害が重くなると食事自体ができなくなり、誤嚥性肺炎(食べ物が肺へ入ってしまう)になるなど、様々な病気を引き起こす原因となります。
当院では、障がい児や中途障がい者、高齢者の方などに対して「食べる」「飲み込む」ことに関して診断を行なっていき、摂食・嚥下の動作を回復するための訓練を行ないます。また、食事介助をなさる方に対しては、食べやすい食事内容や安全な食べ方など、わかりやすく丁寧に指導させていただきます。